しょーとなゆめ

□風船みたいに
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ここは司法の塔エニエスロビー、今日ルッチとりなは二人とも任務はお休みだ、そこで二人はある島に出掛けていた


『ねーねー!次はあっち行こうよー!』


ル「わかったから静かにしろ」


『わーい♪やったあー♪』


ル「はぁ…」


すっかり疲れ果てていたルッチ、女の買い物に付き合うのは大変だ、いや、コイツだから疲れるのかもしれんな…


『ルッチー!何ぼーっとしてるの?次はあっち!』


ル「あ、ああ…」


全く、よくこんなにもうろちょろできるもんだ、すこしはこっちの身にもなってもらいたい。そんなことはりなに言えるはずもなくりなのいうことに従う


『あー!ルッチルッチ!あれあれ!』


ル「今度はなんだ」


りなの指差す方を見ればそこにはいくつもの風船


ル「なんだ、あれが欲しいのか?」


『欲しい欲しい!』


ル「フッいいだろう」


ルッチは風船売りのところまで行きお金と変えて来る


ル「ほら」


『わあ〜♪ルッチ!ありがとう♡』


ル「ああ、りなは風船が好きなのか」


『うん♪だーいすき♪』


ル「そうか…」


『でもルッチよりは好きじゃないから大丈夫!』


りなはそう言ってくしゃりと笑った


ル「っバカヤロウ」


ルッチはりなの頭を乱暴に撫でた


『もー!いたいよー』


りなはそういいながらも笑っていた


二人はまた歩き出す


『…ねぇ、ルッチ』


ル「なんだ?」


いつもとは違うりなの雰囲気に少し驚く


『わたし…時々思うんだけどね、ルッチもいつか、この風船みたいにさ、どっか飛んでっちゃうのかなって…』


風船を見つめながらりなは顔を歪める


ル「…なんだ、いきなり」


『だって、今はこんな風にいつもルッチと居られるけど、突然わたしの前から居なくなっちゃうのかなって…』


ル「…バカヤロウ、オレはお前の前から消えたりしない、それと風船に例えるなら、オレはお前が放さない限りお前にどこまでだってつい行く…そうだろ?」


『…そっか、ありがとう♡ルッチ』


ル「ああ、当然だ」


ルッチはりなを優しく包み込むように抱き締めた


『…でも、どこまでもついて行くのはちょっと気持ち悪いなぁ』


りなは真顔で言う


ル「(ガーン、ガーン、ガーン…)」


『でも、ルッチならストーカーでも大丈夫!』


りなはルッチを可哀想な人を見る目で見る


ル「それ慰めの言葉になってないだろう…ってか誰もストーカーだなんて言ってない(泣)(その顔やめろ(泣))」


『…ルッチ!』


ル「…なんだ」


『どんまいっ☆』


りなは満面の笑みで目の横にピース


ル「(コイツ…悪気があるのか無いのかわからん…(泣))」


あんなこと言わなければ良かったと思うルッチでした☆





end



~感想~


うん、ルッチさんどんまいなお話です☆ってかオチ無いし(笑)ルッチさんがこんな事言うことあるのかな(笑)とにかくルッチさんのやらかしちゃったお話です☆

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