しょーとなゆめ

□とんとん、ぷにっ♡
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『ぶー』


静まり返った部屋にりなの声が響く


ル「なんだ、豚か?」


『っっ違いますー!!暇なのー、ルッチなんかやってー?』


ル「なんだ、豚では無かったのか、似ていたんだかな」


『うるさいわ!ってか人の話聞いてよ!』


ル「なんだ」


『だからー!なんかやってよー?』


ル「断る」


『全く人の話聞く気なんて無いよね?』


ル「そうだな」


『💢ぶー!』


ル「また豚か」


『だからー!ってかなんで豚だけ反応するんだよ(笑)』


ル「…」


『あーあ!つまんないのー!』


ル「…」


『ちっ!無視かよ』


ルッチは本を読んでいるためできるだけりなとは関わらないように黙っていた


ル「…」


『ふんっもういいよーだ!一人で遊ぶもーん!』


ル「ああ、静かにしてくれ」


『言われなくてもわかってますよーだ!』


りなは部屋の奥へと向かった


ル「ああ、やっとか」


ルッチは再び本を読む
しかし後ろから恐らくりなであろう足音が近づいてくる、今行ったばかりだろう(笑)


しかし近付く足音はそれ以上聞こえる事はなくりなが話しかけてくる様子もない


ル「(なんだ?何もしないのか…)」


心無しか少し寂しさを感じる




とんとん




誰かに肩を叩かれる、まあ誰かなんてそんなの一人しかいないんだが(笑)
やっぱりりなはオレがいないと寂しいんだな、仕方ないななんて思いながら振り向く





ル「全く、なんd…」




ぷにっ




ル「…なんなんだこれは」


肩を叩かれ後ろを向いたルッチはみんなも一度はやられた事があるであろう、後ろを向いたらほっぺぷに、をやられたのだった(笑)


『えへへー♪いやあね、ルッチにこれやったら後ろ向いてくれないかなって思ってさ、でもやっぱり向いてくれたんだねー!ルッチほんとは優しいんだもんね♪』


えへへと可愛く笑う彼女に自分も顔が綻びそうになるが慌てて抑える
全くさっきのオレのときめきを返せ!なんて考えながらルッチはある事を思いつき妖しい笑みを零す


未だにルッチのほっぺたにある指をりなは離した


ル「…」


『ねーねールッチー!』


ル「…」


『ねー?ルッチー?』


ル「…」


『もしかして…怒っちゃたの?』


ル「ふん…」


『…あの、ルッチごめんね?』


ル「…」


『…ごめん、そんなに怒ると思わなくて…ほんとにごめんね…』


ル「…」


『ルッチ…』


彼女はまたほんとにごめんと言って部屋を出て行こうとした





ガチャ…




とんとん



しかし出て行こうとするのを肩を叩かれ制止させられる



『るち…?』


震えた声で振り向く





ちゅっ




『ルッチ…?』


そこには不機嫌な顔をしてキスをしてくるルッチ


ル「バカヤロウ、お返しだ」


『る、ルッチいいぃぃぃ!!』


りなはルッチに抱き付く


『っっごめんね!ほんとにごめんね!』


りなはひたすらルッチに謝る


ル「バカヤロウ、オレは怒ってなんかいない」


『ほ、ほんと?』


りなは今にも泣きそうな瞳でルッチを見上げる


ル「…ああ、でも少しなら怒こってるな」


『ええぇぇぇええ!!??怒ってるんじゃん(笑)』


ル「だからお前にはお仕置きが必要だな」


『え、え?』


ル「さっきあれ程構って欲しがってたよな?」


『あ、あのー、それは…』


ル「心配ないたっぷりと可愛がってやる」


『え、はははは…ぎゃーっっ!!近寄るな変態ー!!』


ル「(お前が近寄ってきたんだろう(泣))」




end

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