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□出会い
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ネオンの光が輝く深夜



帰宅途中のサラリーマンや
チャラチャラした若者が通り過ぎる




その中にいかにも不釣り合いな少女──暁名無しさんがいた



「はぁ」



実に困った




何度目かわからないため息をつく




母親に虐待され、家出をしてきたはいいが泊まる場所がない



ホテルは未成年はダメだし
親族には嫌われている



嫌われている理由はあとで話すとして、




さて、どうしたものか────
 

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