*失ったものはもう二度と…
□story1【現在】
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「別れてくれ」
突然言われた、たった5文字の言葉
「え…、なんて言ったの…?」
「俺と別れろと言った」
「だ、だから、どうしてそんなこと言ったの?」
からかってるの…?
でも、リヴァイは本気だった
「別れたいからだ」
「…な、なんで?」
どうしていきなり…
そんなこと言うの?
「俺には、好きなやつができた」
真顔でそんなこと言わないでほしかった
少しは辛そうな、悲しそうな顔してもいいじゃない
そんな残酷な言葉なんてないのに
リヴァイはそれだけ告げて、去っていった
あたしがないているのに
立っていられないくらい、辛いのに
リヴァイは行ってしまった
あたしをおいて
「リヴァイ…」
あたしは1人
涙を流しながら、リヴァイとの出会いを思い出した