唐獅子牡丹ないし、竹に虎

少女は口の端を歪めて笑った。それは少女にはそぐわない笑い方だった。

「勝手な未来を決めて押し付けるシステムも狂っていれば、それに疑問も疑念も抱かない私達も狂ってるね」

決められた世界に引き裂かれても尚、願うことをやめない少年少女は、大切な、守るべきものを見つけひたすらに走り続ける。

表紙を開く

解説を読む

[TOPへ]
[カスタマイズ]





カスタマイズ