永遠の誓いを正義の花に
私は、ただ運命を待つだけの、哀れなお姫様にはなりたくない。
私は、ただ流されるまま首を縦に振る、綺麗なお人形にはなりたくない。
私は、闘うことすら出来ないまま死ぬ、ただのお粗末な人生を歩みたくはない。
私には、抗い続けるための知恵がある。
私には、前に進むための考えがある。
私には、闘いを選ぶだけの理由がある。
私の心には、永遠の誓いがある。誰にも覆されない、私だけの正義の誓いが。
例えそれが、他者にとっての悪であっても。
ブラック家の長女には野望がある。
そのためにならなんだって出来る。
何かを失うことになっても、誰かに憎まれようと。
ただ一つの野望のために、少女は女に、子供は大人になっていく。
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