明治ノ夢
□4章
2ページ/5ページ
鴎「さあ子リスちゃん。ここが僕の家だ」
さすがは有名人、物凄い家に住んでるよ。
鴎「さあ、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
鴎外さん、紳士だ!ドアを開けて私を先に入れてくれたよ!
鴎外さんがサンルームに入ると
?「鴎外さん、お帰りな、さ…い?」
少し戸惑ったような青年の声が聞こえた。
誰だろう?鴎外さんの弟…?くせっ毛なところはそっくりだけど?でも、何処かで会ったことあるような、ないような?
?「………鴎外さん、そこのご婦人はいったい誰ですか?」
鴎「うむ。僕の客だ。如月小夜というそうだ」
「は、はじめまして」
春「はじめまして…。俺は菱田春草」
なんかじろじろ見られているけどなんだろう?何かしたかな?
春「君さ、何処かで…………いや、なんでもない」
??何処かで…?なんだろう?
春「ねぇ、その服みっともないからやめたら?」
見られていた原因はこれか!
制服だったこと忘れてた!!
その一言でさっき考えてたこと忘れてしまったじゃない!