明治ノ夢

□4章
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鴎「さあ子リスちゃん。ここが僕の家だ」

さすがは有名人、物凄い家に住んでるよ。

鴎「さあ、どうぞ」

「あ、ありがとうございます」

鴎外さん、紳士だ!ドアを開けて私を先に入れてくれたよ!

鴎外さんがサンルームに入ると

?「鴎外さん、お帰りな、さ…い?」

少し戸惑ったような青年の声が聞こえた。
誰だろう?鴎外さんの弟…?くせっ毛なところはそっくりだけど?でも、何処かで会ったことあるような、ないような?

?「………鴎外さん、そこのご婦人はいったい誰ですか?」

鴎「うむ。僕の客だ。如月小夜というそうだ」

「は、はじめまして」

春「はじめまして…。俺は菱田春草」

なんかじろじろ見られているけどなんだろう?何かしたかな?

春「君さ、何処かで…………いや、なんでもない」

??何処かで…?なんだろう?

春「ねぇ、その服みっともないからやめたら?」

見られていた原因はこれか!
制服だったこと忘れてた!!

その一言でさっき考えてたこと忘れてしまったじゃない!
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