明治ノ夢
□3章
2ページ/5ページ
「……一ヶ月前、お前と似た服装の人物が鹿鳴館に不法侵入していたのでな。少し事情ちょ─「お断りします」…ならば逮捕されるか」
ひぃっ怖っ!!
事情聴取or逮捕なんてどっちも嫌ぁ!!
誰か、ヘルプミー!!
すると願いが通じたのか、紫色のスーツを着た外国人がこちらへやってきた。
?「オヤァ?これはこれは藤田サンではありませんか。こんな道の真ん中で娘さんを脅してどうしたのですか?」
藤「ちっ面倒なやつだ」
あの、この藤田と呼ばれた警官舌打ちしませんでした?
?「オヤオヤ面倒なやつとは一体誰のことですか?」
藤「貴様のことだ、小泉。仕事中だ。邪魔をするな」
あっこの助けてくれてるひと小泉さんって名前なんだ。
八「道の真ん中で娘さんを脅すことが仕事なのですか?武士の風上にも置けませんね」
藤「ふんっ。それよりも貴様、この娘と知り合いか?」