明治ノ夢

□2章
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この男は何を言っているんだろう?

思考が停止した。

チャ「おーい、大丈夫?」

誰のせいだ!

「ねえ。芽衣ちゃんのところまで案内してくれるんじゃなかったの?」

チャ「そんなこといったっけ?僕は芽衣ちゃんの居場所は知らないよ」

……言い切った!清々しいほどスッパリと言い切りやがったよ!この人!

チャ「だって僕は基本、彼女のプライベートにはノータッチだから。さあ、まずは地道に周りの人に聞き込…ぐはぁ!」

とりあえずぶん殴った。

「で、とりあえず聞き込みするとして、役割分担は?」

チャ「え、僕は関係ないからこの辺りで待ってるよ。あっそうだ。君がここから現代に帰れるのは一ヶ月後の満月の夜だから。それまで衣食住は自分で確保してね♪それじゃ」

「待って!」

文句言わせて!逃げるな!

……とりあえず寝床確保のために街に出よう。チャーリーさんに文句言うのはそれからでも大丈夫だろう。
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