明治ノ夢
□2章
2ページ/3ページ
この男は何を言っているんだろう?
思考が停止した。
チャ「おーい、大丈夫?」
誰のせいだ!
「ねえ。芽衣ちゃんのところまで案内してくれるんじゃなかったの?」
チャ「そんなこといったっけ?僕は芽衣ちゃんの居場所は知らないよ」
……言い切った!清々しいほどスッパリと言い切りやがったよ!この人!
チャ「だって僕は基本、彼女のプライベートにはノータッチだから。さあ、まずは地道に周りの人に聞き込…ぐはぁ!」
とりあえずぶん殴った。
「で、とりあえず聞き込みするとして、役割分担は?」
チャ「え、僕は関係ないからこの辺りで待ってるよ。あっそうだ。君がここから現代に帰れるのは一ヶ月後の満月の夜だから。それまで衣食住は自分で確保してね♪それじゃ」
「待って!」
文句言わせて!逃げるな!
……とりあえず寝床確保のために街に出よう。チャーリーさんに文句言うのはそれからでも大丈夫だろう。