明治ノ夢
□4章
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青年に(無理やり)乗せられた人力車の上でこれからのことを考える。
1,人に売られる
2,水商売されられる(吉原的な?)
3,殺される
………最悪な未来しか思いうかばない!!
これからどうなるのかな?
芽衣ちゃぁぁぁぁん!!
会いたいよーーー!!
?「そういえば……」
そういえば、何!?
?「自己紹介がまだだったな」
言われてみれば、この青年が”モリリクグン………なんとか“っていうことしか知らないなぁ。
鴎「僕は森鴎外だ。君の名前は?」
さっき言ったんだけど………。
「如月小夜です。……ところで何処へ向かっているんですか?」
鴎「ん?僕の家だが?君の話が聞きたいのだ。ああ、それと今日はもう遅い、我が家に泊まりたまえ」
……へ?まさかの存在しなかった、選択肢 4!?
「あの、いいんですか?」
鴎「勿論だとも。是非泊まっていきたまえ」
ははっと笑う鴎外さん……………
『森鴎外』ってちょっと待って!まさかあの『舞姫』の人か!?
物凄い有名人だ。うわっ、どうしよう家に招待されちゃったよ!
現代では出来ない体験しちゃったよ!
しばらく俥に乗っていると、ある大きな家…と呼ぶより、邸と呼んだほうがふさわしい建物の前で止まった。