明治ノ夢
□2章
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?「……や……やちゃ……小夜ちゃん!」
誰かが呼んでいる。…誰だろ。
私はゆっくりと目をあける。目の前にはチャーリーさん。呼んでいたのは、チャーリーさんだったのか。
チャ「小夜ちゃん!よかった〜!君、ずっと寝ていたから死んじゃったかと思っちゃったよ」
……えーと?私、どうしたんだっけ?
チャーリーさんに奇術で明治に連れてきてもらって……。明治に着いたの?
私はガバッと起き上がる。
「明治についたの?」
チャ「ついたよ。周りを見てごらん」
私は言われたように周りを見る。不気味なくらい赤い月、誰もいない公園、そしていつもより暗い街。
チャ「さて、これからするいくつかの質問に答えてもらえるかな?」
なんでだろう?
首を傾げたら、
チャ「タイムスリップのショックで芽衣ちゃんは記憶喪失になったから、要心のためだよ」
「ショックで記憶喪失デスカ」
洒落にならないことさらりと言ったよ!?この奇術師!てか、芽衣ちゃん記憶喪失!?私のこと忘れてるだろうな、たぶん。ちょっとショック……。
チャ「うん、今回は記憶喪失になってなかったし、よかったね♪」
何処がだよ!
チャ「じゃあこれからどうしようか?」
「は?」