ミスミソウ

□第六話
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「理乃ちゃん、何でこんなことするの?」





理乃ちゃんの部屋の前で聞いた。
すると中から声が聞こえた。





「だから言ったじゃない。
ただ、気に食わないだけよって」




目の前のドアが開き、理乃ちゃんが出て来た。

確かに、可愛いとは思うよ?
だけどだけど顔立ちとしては私のほうが華やかだと思うのに…。




「てか、うるさいよ」

「ちゃんと理由があるんでしょ?」



その時、理由って言葉に理乃ちゃんが反応した。
哀しそうで苛立った表情?




「理由なんかないわよ」




そう冷たい言葉を私に放った。
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