ミスミソウ

□第五話
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今日もまたいつも通りなんて考えてたんだ。
一つだけ、たった一つだけだけど違った事があったんだよ。












「ねぇ、剣城君」










理乃ちゃんが剣城くんに話し掛けている事だった。
しかも、ベッタリなのだ。

こんな事は初めてだった。
剣城くん観察している私だから言える。
理乃ちゃんは今まで剣城くんに話し掛ける事なんか無かった。
興味が無いようだったのに…。



もしかして、剣城くんまであの子のモノになっちゃうのかな?
でも、本気で好きならそれは考えちゃだめだよね?



なら、マイナスからだけど頑張らなくちゃ…!
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