いんすとーる(仮)

□さーん
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「アズナ、俺国家錬金術師になるよ」

「「!?」」

「・・・、」


決意したような眼で言い放ったエド
揺るぎのない焔の瞳


「何言ってるんだい!わざわざ軍の狗なんかになって…!」

「じゃないとあるの身体を取り戻せない!!」


今はそれにすがる事にしかできない
元の身体に戻るためなら何だってなってやる


でも

アズナはどう思うのだろうか

人間兵器になる俺を何て思うだろうか


「そう・・・」

「えっ」

「アズナ!」


ただ一言だけの許し


「あんたも何賛成してるんだい!こんな身体になってなお、人間兵器になんて」

「ばっちゃん、止めても無駄だよ
エドワードは決めたことは貫き通す奴だからね
私達が何を言ってもどうせなるんでしょ?」


意地悪そうな顔をして笑顔をこちらに向ける


「あぁ…」

「それにエドワードがそう言う奴だって一番分かってるのは私達でしょ?
だから応援してあげようよ。」


そう言うとばっちゃんも苦い顔をしていたウィンリィも呆れたように息を溢した


「はぁ…そうだね、」


その様子を見たアズナは俺の方に寄ってき残る左手を握った


「いい?エドワード、国家錬金術師になるにはそれなりの覚悟がいるし、後悔をしてはいけな
い。
これからの人生において辛いことや悲しい事がたくさん起きる。
それでも、それを乗り越えなくちゃいけない
あんたはそれをできる?」


















俺を見構えるように赤い瞳は光った













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