短編
□拍手白澤連載
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パチリ
『あっ、眼が覚めた』
「…え?」
あれから30分位して眼を冷ましたエロガキ
状況が読み込めずキョロキョロしております
『ねぇ、僕』
「…?」
私が呼ぶときょとんとした顔でこちらを向いた
…可愛いなおい
私は相手は子供と言うこともあり、できる限り優しく問おうと一呼吸おく
よし
「『僕は何処からきたの?/ここは何処なの?』」
『「…え?」』
いきなり挫けそうになりました
ーーーーーーー
『…まず自己紹介しようか、私はシロ、君の名前は?』
「ねぇねぇシロちゃん!これなにこれなに!?なんで箱のなかに人がいるの!?うわぁ、外くらいのになんでこの場所はこんなに明るいの!?昼みたいだよ!あっ、あっちにあるのは?」
『………。』
『私の名前はシロです、貴方の名前は?』
「僕は白澤だよ」
改めて自己紹介をする大人一人に子供一人
その子供の頭に小さなコブができてるけど私は知らない
『そっか〜、で白澤君はなんでここにいるの?家でお母さん待ってるんじゃない?』
「う〜ん、僕は北京原人のデートを盗み見てて、少し疲れて木ノ上で寝てたらいつの間にかここにいたよ〜?」
『…は?北京原人?』
なにいってんのこの子…
「にしてもここ本当に不思議なところだね?目の前にあるものすべて初めてみるよ、北京原人以外の人間に会うのも」
『……。』
「ねぇ、お姉さんはいったい何の神様なの?」
プルルルル、プルルルルル
ガチャ
「もしもし、こちらお悩み相談室田中でございます」
『もしもしすいません』
子供が昔の世界からトリップしてきたら貴方ならどうしますか?
迷惑電話はお止めください
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