桜蘭高校ポケモン部

□小さな変化
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鏡夜

ホールに出てきたミノルの姿に
店の中の全員が釘付けになった
正直、俺でさえ、驚いた

「……すごく…綺麗…。」

今まであまり喋らなかったアイリスが呟いた

「なんて、美しいんだー!!まるで美少女じゃないか〜!」

環がそう言うと、ハルヒも笑顔で言った

「とってもよく似合ってます!」
「ありがとう!ハルヒ君!でも、なんで僕はウエイトレスの服を?」
「フッ、君には、接客を手伝ってもらう!その美しさならホールが相応しい!!」

そう言われてミノルは照れ笑った

「あはは、そうかい?」

俺はふと、デントを見た
その白い頬は、見事に赤く染まっていた
そして、頭を左右に振ると

「ダメだっ…ダメだっ…ミノルは男ミノルは男…」

と呟いていた
わかりやすい男だ
俺が見ている事に気づきさらに頬を赤らめるデント
そして、ごまかすように、言った

「ざ、残念だけど…今日はもう閉店だよっ!!」
「えー!?残念だな…もう終わりか…。」

デントの言葉に環が残念そうに言った

「で、でさっ、あのこの世界に居るには、ポケモンを持っていた方がいいと思うんだ!!だから、ホスト部のポケモンを捕まえに行こうよ!!」

それを聞いて、今まで静かだったサトシが、元気に言った

「それがいいな!行こうぜ!!」

環も乗り気の様で

「うむ、我々もこの世界で生きるんだ、少しだが、郷に入っては郷に従えだ。」
「自分も、ちょっと欲しいですし。」
「「僕らはお揃いのにしようー!!」」
「僕うさちゃんみたいなのがいいなぁ♪」
「………あぁ。」
「じゃあさっそく行きましょ!!」

アイリスの声を筆頭に皆でポケモンをゲットしに行く事になった

空に少し黒い雲があった事を
俺は大して気にしなかった
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