桜蘭高校ポケモン部

□プロローグ
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桜蘭高校 第三音楽室



「ハルヒーー!!」

いつもよようにホスト部の活動が始まろうという放課後。
桜蘭高校の廊下に環の声が響き渡る。

現在、環は焦った様にハルヒを探していた。
もちろん、ハルヒを探しているのは環だけでは無い。

「ハルヒー!! 何処だ!?」
「出てこーい!!ハルヒ!!」
「ハルちゃーん!どこにいるのぉ〜!?」
「…………。」

ホスト部の全員が血眼になってハルヒを探していた。
いつもなら騒ぐのは環だけで、他の部員はあまり騒がない。

だが、今はいつもと状況が違う。あの鏡夜が行方不明なのだ。
それに加えてハルヒもいないとなると、ホスト部の皆は嫌な予感がしていた。

「ハルヒー………ん?」

探している途中、環が一つの扉を見つける。

「なんだ……?これは?」

環の様子の変化に気づいた光、馨、ハニー、モリが近づく。
たしかにそこには扉があった。

見たこともない装飾の扉だ。

「どったの〜殿?」
「あれ?こんな扉、ホスト部にあった?」
「……………無かった。」
「あ〜!! ハルちゃんと鏡ちゃん、ここに入ったのかもしれないよぉ!?」

ハニーの言葉を受けて環は少し考えると、いつもの様に指をパチンと鳴らして高らかに宣言する。

「諸君!!これよりハルヒと鏡夜の捜索、及び救出作戦を開始する!!」
「「イェッサー!!」」
「行くぞッ!!」

そうしてホスト部はその扉を開けた。



扉を開けると────そこは──。
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