はりーぽったーほんだな

□添い遂げたアンドロイドへ
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「……。」
私は目を覚ました。
この暗い地下室で。
「…やっと…やっと完成した!」
誰かの声が聞こえる…誰かって…誰だ?
「おはようリノ。」
「おは…よ…ござ…ます。」
まだ言葉がうまくでない。
「無理をするなリノ。まだ完成したばかりだ。ショートしてしまっては困るからな。」
「は…い。」
「我輩はセブルス。セブルス・スネイプ。お前の恋人だ。」
「こ…びと?」
「違う。こ・い・び・とだ。」
「こ…い…びと??」
「そうだ。お前は秀才だ。」
記録しておこう。
さっき発見したデータ情報を調べたところ、私のことがわかった。
名前、リノ。
性別、女。
歳、20歳。
先ほどの情報も入れておこう。
セブルス・スネイプの恋人。
「これからよろしくな。リノ。」
「はい。セブルス・スネイプ。」
「そんな呼び方はしないでくれ。我輩のことはセブルスでいい。」
「わかりました、セブルス。」
こうしてセブルスと私の時間がはじまった。
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