平凡から暗殺
□愛した人
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そう。なぜ、ジョットが私を助けたのかまだ知らなかった。
ジョットが私をなぜ助けたのか、そして、ジョットの私に対しての感情を知ったのは、死ぬときだった。
夜。
私はいつものようにベランダに出て月を見ていた。
『風よ♪祈りを運んで私を楽にさせておくれ♪私の忌まわしきこの力を無くしておくれ♪』
ジョ「いい歌だな。」
突然現れたジョットに少し驚く。
『いつからいた?』
ジョ「ついさっき来た。なんて曲なんだ?」
『……じ、自分で作った。』
ジョ「すごいな!趣味か?」
『う…うん//』
ジョ「顔が赤いが大丈夫か?」
『べ、別に!平気だよ!』
ジョ「そうか(にこ」
お人好し、優しい。それが、私のジョットに対する印象だった。