平凡から暗殺
□愛した人
1ページ/4ページ
『ジョット!!』
「どうした?」
『お前はなぜ、私を助けた!?』
私は奴隷だった。主が死んで自由になったが、ゴミ同然に路地裏に捨てられた。
飢え死にしそうだった私を、見回りしていたジョットに拾われた。
だけど、私は信じなかった。
生きるために、大人しくついて来てボンゴレに入ったが、全く持って、人を信じなかった。
どうせ、利用するために連れて来たんだろう?
そう思ってたから。
「なぜって…」
『あのまま放っておけばよかっただろう!』
「職業柄困っている人を放っておけないんだ。」
『……しょせん、お前も職業柄だけで私を助けたと?ふざけんな!!お前だって、私の能力を知ればすぐに捨てるさ!!私は…お前みたいにお人好しじゃない!』