裏僕小説その4

□千紫郎×黒刀「襲っちゃいました☆」
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目線を下げた先にある、二つの飾りに顔を寄せて、口に含む。

小さな粒はコンペイトウみたいに甘くて、ころころと転がすとぷっくりと膨らんでくる。

「あっ…もう、やめろっ…」

そんな可愛く喘いだって、もっとしてにしか聴こえないよ。

まあ、俺の耳はねつ造されるように出来ているんだけどね。

「こんなに硬くなってるのに、ここで止めたらつらくない?」

下着の中に手を差し入れて、直接自身を握ってあげる。

先走りで下着はぐっしょりと濡れていた。

「せんしろぉ…っ」

黒刀は俺のよりも小ぶりだから、指の間に挟みながら扱くこともできる。

ゆっくりと上下に、甘く美味しくなるように扱いては止めて、俺好みの硬さになるように揉んでは軽く握って、すぐにはイかせない。

「ばか…手をはなせっ」

イけないのがもどかしいのか、黒刀は俺の腕を掴んで催促する。

邪魔な下着を散り払い、両脚を左右に大きく開く。

色付いた蕾まで丸見えで、黒刀は必死で足を閉じようとするけど、両脚を抱え込んで離さない。

えっと、なにか濡らすものはないかな。

見渡すと、洗面台の上に、十瑚の置いていったボディクリームがある。

ごめん十瑚。後で新しいの買って返すからね。

「おいっ、それを使う気か!?」

「だって濡らさないと傷つくでしょ。ほら、いちごミルクのいい香り」

薄桃色のクリームを顔に塗ってあげると、黒刀はいやいやと首を振る。

クリームを両手にとると、黒刀の蕾にも塗り付けた。

小さな蕾は指が入るか心配だったけど、わりとすんなり受け入れてくれる。

中は熱くて蕩けそうだ。この中に入ったら絶対気持ちがいい。

「あっ…く…指抜け…っきもちわるいっ」

「最初だけだよ。ほら、ここ。きみの好きなトコ」

「はっあぁぅっ…!」

指を曲げた先の、こりこりとした場所を突いてあげる。

指を増やしてそこを挟むように揺すってあげると、黒刀は駒鳥みたいに囀った。

「一回イっておく?」

「あっ、ばか…っっ!!」

ぐっ、と指を捻って押し込むと、声にならない悲鳴をあげて白液が迸る。

一回イくと感覚が鈍くなるから、今がチャンス。

解れた菫色の蕾に、ギンギンに反り立った俺を突き立てた。

「じゃあ、いただきます」

腰を掴んで一気に引き寄せると、ずぶずぶと黒刀の中に埋まる。

「やっああああっ!もっと、ゆっくりっ…」

はちみつ壺の中に浸ったよう。甘くて蕩けてぬるぬるしてる。

「黒刀、こっちきて。倒れたら背中が痛いよ」

腕を廻して身体を引き寄せると、抱き合うような体勢になる。俺の腕は背もたれだと思ってくれたらいいよ。

揺さぶって貫いて、黒刀は俺の腕のなかで面白いように跳ねた。

「せんしろっ…あとで、覚えてろっ」

「はいはい。あとで君に殴られるよ。だから思う存分抱かせてね。ね、立てる?」

一旦引き抜き、黒刀を立たせる。

壁に手をつかせて、後ろを向いてもらった。

突き出したお尻を掴み、今度は一気に貫く。

黒刀の膝はがくがくと震えて、今にも倒れちゃいそうだ。

「あっああぅぅっ!!」

大きな喘ぎが脱衣所の外に漏れてるかな。

まあ、いいか。別に聴いてもらっても困らないし。俺はね。

蕾の入口ぎりぎりまで引き抜いて、根本の奥までねじ込む。

黒刀の内壁が俺に絡みついて、動く度に波打っている。

「ねえ、俺と朧さんと、どっちがいい?」

いい、というのは身体の相性のことだ。だって気になるじゃない。元カレとはどんなセックスをしていたかなんて。

俺は朧さんと比べるけど、黒刀に比べられるのは嫌。

ズンッ、と括れで突きあげると、黒刀の自身から蜜が溢れて床に零れる。

「おぼろとは…こんなことは、しないっ…」

「そうなの?セックスしなかったんだ」

本当に黒刀の中に朧さんの感覚が残っていないのか、確かめるように背骨を舐める。

すあまのすべすべな肌に、透明な汗が滴り落ちる。

少し塩辛くて、甘すぎる肌にはちょうどいい塩梅だ。

「お前だけだ…おまえだけっ…」

真っ赤に熟れた乳首を指で挟んで、こりこりと遊んであげる。

「俺だけ?触れるのも、抱くのも」

「そうだっ。変態でもウザくても…お前だけに許しているんだ…そんくらい分かれ、馬鹿!」

どうしてそんなに嬉しいことを言ってくれるのかな。

俺はきみが大好き。世界で一番好き。黒刀が、和菓子が世界で一番好きって言っても、黒刀の中で二番ならそれでいい。

「もう。可愛いなあ。丸呑みしちゃいたいっ」

ヒクヒクと震える自身を握って、先も括れも筋も擦ってあげる。

「ああっ…そんな、ぜんぶされたら…っ!」

気持ちよすぎて、黒刀はさっきよりも多く白液を吐き出した。

でも俺はまだまだ足りなくて、床がびっしょりと濡れても、壁に白液が掛かっても、黒刀の中をぐずぐずに犯す。

「黒刀のお尻、俺の股間に当たってるよ。聴こえる?ぐちゅって、君の中に入る音」

「言うなっ…そろそろ終わらせろ!僕は風呂に入りたいっ」

「はいはい。じゃあ次はデザートの時間だね♪黒刀の好きな抹茶ミルクに浸かりながら、俺のスティックを味わっ―」

「せんしろぉっ!!」

……殴られちゃった。










「うわっ!?どうしたんだよ千紫郎、頬に手の痕なんかつけて!コントか!」

「いやあ〜、天使の足跡だよ、気にしないで。それより今日のお風呂は抹茶ミルクのお風呂だよ。お肌すべすべになるから皆入ってきてね(汚しちゃったから、沸かし直したけどね)」

「それで千紫郎さん、全身がつやつやなんですね!…反対に黒刀君はげっそりやつれていますけど…湯あたりですか?」

「まあな…」

やっぱりお風呂でにゃんにゃんし過ぎたか。

でも、ごめん。やっぱり寝る時も襲ってしまうことを、ここに誓います!





終われ!
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