裏僕小説その3
□ルカとルカ×夕月「びたーorすいーと〜甘いルカと甘くないルカ〜」
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昨日、僕は不思議な夢を見ました。
黒いマントに三角帽子を被った、魔法使い風の彌涼先生が現れて、僕にこう言ったんです。
「俺はマジックナイト彌涼だ。きみの願いをひとつ叶えてあげよう。遠慮せずになんでも言ってみなさい」
「願い…ですか?すぐには思いつかな…」
「むむっ。分かっている。ちゃんと分かっているぞ。きみの願いはそう……ルカと×××をしたり、ルカに×××をされたいのだね?」
「ええっ!?ち、違いますっ」
「はっはっはっ。照れることはないのだよ青少年。では、きみの願いを叶えよう」
マジックナイト彌涼先生は、僕に魔法のステッキを振りかざし……。
目が覚めると、ルカが二人いた。
右を向いてもルカ。左を向いてもルカ。
まだ夢の中にいるのかと思って、頬をつねったり叩いてみたりしたけど、結構痛い。
これは一体どういうことだろう。
「…ユキ。おはよう」「おはよう、ユキ」
いつもは先に起きて、僕の寝顔を眺めているのが日課のルカが、ようやく目を覚ました。
上半身に掛けていたシーツがはらりと落ち、全裸のルカが身を起こす。
「…おまえは…」「おまえは…」
僕を挟んだ左右のルカがお互いに顔を見合わせて、僅かに目を見開き、お互いに睨みあう。
「うっ…うわあああ〜っ!!」