紹介

□ブルーマンデー
3ページ/3ページ

ブルーマンデーB



副委員長からもらったポッキーを食べながら登校してると、周りが騒がしい


不思議に思って周りを見てみると、何という事でしょう、見事に皆さんと目が合います
つまり、俺を見ていると…
なぜに


少しばかり聞き耳を立ててみると、理由が分かりたくないが分かった


詰まるところによると「藍都様がポッキーを食べている御姿がとても微笑ましい!」みたいな感じです
はい。
ナニソレコワイ
どういう事、え、おれ、ただポッキー食べてるだけよ?それだけで何が微笑ましいの?
え?いつも無口で無愛想だから?だからポッキー食べてる姿が微笑ましく映っちゃうの君達には?


少し、ほんの少し落ち込みながら教室に到着
と言っても、授業を受けずにすぐに生徒会の仕事をやりに行くのだけれども
いやだって、毬藻様って絶対授業には受けるからさ。遅刻はするみたいだけど
俺の隣の席って毬藻様だからさ


そう言えば最近、クラスメイトに会ってないな―…とか思ったから今日は久々に教室にやってきたのですよ
というか、学生の本分をやってないのが可笑しいのだけれども



「お、おのちゃん。久しぶりじゃないか」

「委員長」



教室に入ってすぐに声をかけてきたのはクラス委員長の西沢
なぜか他のクラスからも「委員長」と呼ばれ続ける男である


そう言えばクラスの事を説明してなかった気がする。
このクラスは比較的他のクラスよりかは普通の人が多いことが特徴だ
Bクラスとか、チワワの集まりだぜ、アレ
Aクラスはなんか無駄に金持ちだし…
このクラス、Cクラスは外部からの編入生が多く居るから比較的普通の思考を持っているんだよな…ほとんどが女の子大好きだし
ちなみに、Dは不良が多いと思う。まぁ、気のいい奴らも居るしAとかBよりはましな気がするんだけどな
しかも、こんなにも綺麗に分かれてるのに実はクラス分けは平等にくじ引き立ってのが恐ろしいところだ。まぁ、情報元は担任だからそんなに信憑性はないんだけど



「にしてもだ、おのちゃんがお菓子食ってるのって珍しいな」



そう言いながらおらの手に持っているポッキーを覗き込んでくる



「…そう?」

「おう、と、いうことで、だ。俺にも一本くれ」

「……ん」

「おー、サンキュー。どうせお前すぐに生徒会室に行くんだろ?頑張れよ―」

「ありがと」

「どういたしまして」





そんなこんなで生徒会室
割とクラスメイトに絡まれたので予定より時間が経ってしまった
会室には会長がいるだろうから、絶対なんか言われるんだろうな
何処か遠い目をしながらそう思う
あの人がキレると面倒なんだよ


「おはようございます」

「藍都、おはよう」


ドアを開けるとすぐに目に入ったのは怒り狂う会長
では無くて、最近天然疑惑が挙がる風紀委員長、西園寺椿先輩だった
なぜここに


「遅い」

「…すみません」


椿先輩がここに居るのに不思議に思ったが、会長の声にすぐに思考が止まる
声が怖いですよ、会長。そしてなんで頭抱えてるんですか


「…もう、死にてぇ」

「………どうしたんですか会長」


普段そんな事言わない会長が、ものすごく似合わない事言ってるんだけど
え?なに?どうしたの?怖いんだけど、何かのドッキリ?
とか思っていたら椿先輩が答えを教えてくれた


どうやら、毬藻様が生徒会室にやってきたみたいで、いろいろとやらかして完成している書類にコーヒーをぶちまけたみたいだ
そして逃亡


「…えっと…いろいろと、言いたいことがあるんですけど…」

「なんだ」

「逃げたんですか?」

「あぁ、逃げた」

「この状況をほおって?」

「あぁ、この状況を見て慌てて逃げた」



ナニソレコワイ


コーヒーをこぼしたと言う今はもう物置状態の副会長の机を見ると、素晴らしいほどに書類がコーヒーまみれに…


「俺が追いかけようとしたんだがな、蓮也がなぜか止めたんだ」

「どうせあいつを捕まえても、また後から仕事増やすだけだろ」

「それも、そうですね…えっと…書類作りなおしますね」

「あぁ、頼んだ。ほとんどはコピー取れてると思うから…後の問題はサインなんだよな
…」

「…」



何処か遠いい眼をする会長にポッキーを渡した俺は普通だと思うんだ






辛い時には糖分補給






--------family--------


無口キャラどこ行った\(^o^)/
藍都の学園でのキャラが自分で作ったのにつかめないよ
そしていまだに椿先輩と絡めてないよ
会長が出しゃばってるよ
会長頑張れ



クラスメイトの委員長君は良心キャラ?
西沢 良太(ニシザワ リョウタ)
藍都を「おのちゃん」呼びする人
皆のクラス委員長
やる時はやるよ?
西沢君の好きな言葉は「終わりよければすべてよし」
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ