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□必殺法で突撃☆隣の朝ごはん
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必殺法で突撃☆隣の朝ご飯☆


息苦しい
ふと、寝ていたときに思った
これ、は…
俗に言う…金縛り?

…え
え…どうしよう、めっちゃくちゃ怖いんだけど

とか、そんな事言っている間にどんどん重さが増していく
怖い

私は頭まで毛布をかぶっており、どうやら毛布の上からその物体みたいなものが私を押さえつけるようなことをしているみたいだ
金縛りって、頭は起きてて体が寝てるから起きるんだよ☆。的なのを聞くけど、これは絶対に違う
だって布団が沈んでいるんだもん

どうしよう、怖い…


「…藍、都……、…」


ふと、思わず己の片割れの名を呼ぶ

そうするとまた重くなる金縛り
…金縛りって重くなる、って言う言葉になるのかな?
さて、そんなくだらないことを考える前に、早くこの状況を早くしなければ

そう、たしか、実姫ねぇが言っていた必殺法








幽霊で妄想





あぁ、だめだ
それは私のメンタルがやられる

あ、もうひとつ言っていたような…
あぁ、そうだ。これだ

実姫ねぇの言っていた金縛りを解くための必殺法を思い出し、おもむろに動く右腕を重みを感じるところに向け、







殴り付けた



『…グホッ…対処法が暴力的すぎるっ』



殴りつけたときの感触、殴りつけた後のあの声、それは、まるっきり男の人


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やばくね?
これ、ちょっと、あっちの方でやばくね?
なに?私とうとう処女喪失?
いや、処女じゃないけど…←

少し焦り気味に殴った方をみると、そこには、あらまぁ不思議なことに…
半透明のテライケメンの方がいました


取り合えず、名前でも聞いてみようか…



font color="#674598"> どなたでしょうか?

え?俺の事?<


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さて、少し頭の中を整頓しようか
吃驚しすぎたときはそれが最善だ。

寝ました→起きました→違和感→金縛りと気がつく→悩む→実姫ねぇの必殺法を思い出す→実行→当たる→起きる→透けたテライケメンに遭遇←今ここ


「…えっとー………どなたでしょうか?」

『え?俺に言ってる?』

「え、ええ。まぁ。はい。で、貴方は?」

『…やぁばい…俺さ、初めて見える人に会ったんだ☆』


見える人…
それつまり、普通ならば見えない存在だと言う事ですね?
あ、いや、最初から分かってましたよ?
そんな存在だって
ええ。はい


「駄目だ。体がうけつけない」

『んー…目の前に俺がいるってことが?』

「ええ。まぁ、はい。…てかあんた誰だよ」


今気がついた
コイツ、私の言質問に答えて無い


『あぁ、俺の名前は…………ご自由に?』

「意味わかんねーよ。」


思わず、意味のわからない回答にツッコミを入れてしまう
駄目だ。私はツッコミキャラじゃないのに
我が家のツッコミキャラは兄さんと藍都なのに
私は傍観者、私は傍観者
そう、私は見て楽しむ、傍観者
ちょっと厨二病っぽいけど、私は家族の持ってくる揉め事や事件を見て楽しむから
だから傍観者

私は当事者じゃないんだ
だから目の前に意味のわからないゴーストさんなんていない
見えない見えない。うん。見えない。


『いや〜俺さ、名前ってずいぶんと呼ばれていなかったから全く覚えてないんだよねww
だから、俺の事は自由に読んでいいよ。あ、君の名前は何?』

「うん。現実はそんなに甘くなかった…」


なぜ話しかけやがったこの野郎
私はこの瞬間、現実が厳しいと思いました。


『え?なんだって?』

「私の名前はクボタ シキって言います。紫の姫と書いて紫姫です。
えっと、じゃぁ、貴方の事はレイさんで。」

『レイ…か…おう。ありがとな。』



幽霊の霊で。レイさんで
すぐさま思いついたのがこれだったんですよ
仕方ないじゃないですか
自分でも、これはどうかな?とか思ったけど
なんか気にいったみたいなので、どうでもいいと思います。はい。


『あ、…紫姫』

「なんでしょうか?」

『これからよろしくなッ☆』



あ、やっぱ住み着くフラグでしたか…


ただいま
フラグへし折り
隊結成中



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