短編集

□盗み聞き
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ある日の夕暮れ。
カイトとリンは同じ部屋であることをしていた。
皆に言えない、秘密のゲーム。



「ん…はぁ…っ!!」

「大丈夫?痛くない?」

「だ、大丈夫…ね、続けて」

「まだ始めの方なのに辛そうだよ。リンには最後までできないんじゃないか?」

「カイト…私も大人だよ…ほら、ここ見て…」

「綺麗だ」

「カイトったら…」

「見て思ったけどやっぱりリンを傷つけることなんて出来ないよ。今度にしないか?」

「嫌よ、ここまで来たらやるしかないの」

「う、うう…」

「カイトもしたくて堪らないでしょう?」

「確かに、したくて堪らない。欲している。性だね」

「じゃあ、我慢しないで…私も頑張るから」

「じゃあ、入れるね」

「ん…っ〜〜!!?」

「入った…ね。辛くない?」

「が、我慢出来る程度…」

「動くよ…っ…」

「んんっ…はぁっ…」

「良い…凄く良いよ…」

「ん、私も…私も凄く、良い…」

「っ…くっ…」

「まだ、だめ…だよ。カイト、落ちるときは私と一緒…でしょ?」

「そうだった…あまりにも良すぎるから…つい」

「ぁん…はぁっ…私も、もうダメ。イっちゃう。ダメ…」

「僕もイきたい…」

「…っでも…怖い…何か変な感じで、怖い」

「心配しないで…イった先には絶頂があるから、二人でイこう?」

「ん、うん。カイトがいるなら怖くない…」

「僕もだよ…もうそろっ…はぁっ!」

「私も、限界!んっ、はぁっ…んぁっ…イっちゃう…イっちゃう!」

「…っく。僕も…っくぁぁあっ!」

「んっ…はぁ、はぁ…」

「ふぅ、はぁ…」







や、ヤバイものを聞いちまった!
リンと兄さんがそんな関係だったなんて…
怪しいとは思っていたけど、まさか。
めーちゃんには内緒にしといてやろうか。

























「楽しかったね、このゲーム。長くは続かなかったけど」

「ねー。意外と難しいんだね」

「何でいきなり<ピリーズブートキャンプ>をやろうって言ったの?」

「あれ?やろうと言ったのはリンじゃなかった?」

「ダイエットの流れから…どうなってこんなことになったのかな…」

「まあ、良いよ。楽しかったし」

「ね、楽しかったー」








痛い→ピリーの動きが激しくて痛い。
始め→序盤。
大人な部分→ちょっと鍛えられた腹筋。
限界→もうむり。
イク→倒れちゃう。
入れる→DVDを入れる。


ってことでした!

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