幻想水滸伝

□_Y_
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君との愛の証が欲しくて...



あぁ...

君に似てかわいいよ...

でも...やっぱり君には敵わない...


ミア...君は僕の神だ









リオウ達がミューズに到着し数日が経った頃、ジョウイとナナミリオウがピリカをレオナに預けコソコソとどこかへ出かけようとしているのを見つけ、ミアは声をかけた



「ハイランドの駐屯地へ偵察...ですか?」

話を聞けばあのジェスという男に頼まれハイランドの少年兵の変装をして駐屯地へ食料の偵察に行くとのこと...

なるほど、食料の量でいつ頃にミューズへと攻めてくるかを把握できるという事か...


それにしても、子供たちにスパイをさせるとは...

「私も同行します...」

「ほんと!?ミアちゃんが一緒なら怖いもんなしだね♪」

ナナミはそう言って喜んだ、ジョウイとリオウも同じように笑みを浮かべ同意してくれた_

道中、モンスターが何度も襲ってきたが、さすが幼馴染三人、攻撃のタイミングも息が合っていてミアの出番はなかった...

関所にもジェスからの話が通っているようで簡単にハイランドの土地へと入ることができた



「じゃぁ、行ってくるよ...」


ハイランド王国軍のキャンプ場の近くまで到着するとリオウとジョウイは似合わないハイランドの鎧を着てそう言うと、ナナミとリオウを残してキャンプ場へと向かった__


「リオウ達大丈夫かなぁ...ううん、大丈夫!きっと大丈夫!そうだよね?ミアちゃんっ!」

「えぇ、きっと...もし何かあれば私が出るまでです...」


ほんとうは、胸騒ぎがした_____

何かあるんじゃないかと____________


そう思った頃だった、強い紋章の力を感じ、その後にリオウが一人で戻ってきたのだ...


「ジョウイさんは?!」

「っ...」

リオウは悔しそうに顔を顰めた、ナナミは半泣きの表情でリオウに問い詰めているがこの場でジッとしている訳にはいかない


「私が必ず彼を連れて帰ります、二人はとにかく逃げてください...」

「私も一緒に行く!」

ナナミがそう言ってきたがミアは彼女を抱きしめ言う


「大丈夫...必ず戻りますから...リオウさん...」

「っ、はい...ナナミ、行こう________」

「でもっでもでもぉっ;!」

駄々をこねるナナミを引っ張って行くリオウを見送るとミアは深呼吸を一つしキャンプ場へと足を進めた












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