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□Prologue〜暗闇渓谷にて〜
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真っ暗な谷底。
「暗闇渓谷」と呼ばれるそこは、昼間でも日が射すことはない。


そんな場所に、彼は一匹で暮らしていた。


暮らすといっても、食らい、眠り、目覚めてはまた、ただただ食らうだけ。

木の実なども食べることは出来るが、あいにく、この日の射さない谷底には植物はない。

では
彼の食事は何か?

それは――
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