グレナツ
□てすと
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「おい、起きろよ」
「ん〜…いやだ」
チッ、と舌打ちをしてナツは寝坊助の弟の毛布をバサッ、と 引き剥がした。
「早く起きねーと遅刻すんぞ?オレは先に行くからな」
「…待て、俺も行く」
モソリ、とボサボサの髪をかきむしりながら起き上がったのは、弟のグレイだ。
「じゃ、玄関で待ってるぞ」
ナツは玄関に向かいながら、もう少し兄離れしてもよさそうなのにと喉の奥でクッと笑った。
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