その他 SP達

□【その他】アフタークリスマス
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・・・そして、クリスマス翌日
24日・25日は平泉がパーティーに出席しており
もちろん、桂木班も2日間の警護に付いていた

そら「あ〜ぁ、今年のクリスマスはつまんなかったなぁ」
SPルームの椅子で、身体を伸ばしながら天井を仰ぐ
海司「総理って、ホント忙しい方っスね」
昴「・・・ったく、全員参加じゃなくても良かったよな」

桂木「・・・お前たちは、警護を何だと思ってるんだ!」
その声と共に桂木が部屋に入ってきた
『こんにちは、お疲れ様です』
そして、その後ろから羽純が顔をのぞかせる

そら「羽純ちゃん♪
   なになに〜、俺に会いに来てくれたのぉ?」
昴「俺に決まってるよな?」
瑞貴「なに言ってるんですか、僕ですよ」

海司「うわっ、いつから居たっ!?」
瑞貴「やだなぁ、羽純さんと一緒に入ってきましたよ」
全員が揃い、いきなり部屋が賑やかになった

『・・・今日は、コレを皆さんに食べてみてほしくて』
そう言って、カバンから出したのは数種類の食パン
『お米のパンなんです
 桂木さんから、お米から作れるベーカリー機をいただいたので』
嬉しそうに話す羽純の言葉を聞いて、一斉に桂木の方をみるSP達

SP達((ちょっ、いつの間にっ!?))
桂木「喜んでいただけて何よりです」
『あのベーカリー機、イイなって思ってたので嬉しかったです』
SP達はそれを見ながら、悔しそうにパンにかじりついた

海司「あ・・・美味い」
瑞貴「コッチのにはブルーベリー?」
昴「へぇ・・・かぼちゃパンか」
そら「もっちり、フワフワ〜
   羽純ちゃん、本当に美味しぃ〜」

『本当ですか?良かった♪』
好評な様子に嬉しそうに笑う
『じゃあ、お父さんに渡してきます♪』
そう言うと、頭を下げてSPルームを出て行ってしまった

SP達「・・・・・・?」
一瞬にして、部屋が静まり返る

昴「コレって・・・」
海司「俺達、もしかして・・・」
そら「味見役?」
瑞貴「・・・みたいですね」

桂木「あ、本当に美味い
   きっと総理もお喜びになるだろうな・・・」
プレゼントして良かったと喜ぶ桂木
その様子にSP達は溜息をもらした

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