桂木大地
□聖夜の奇跡
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パーティーが終了し、ホッと溜息をつく羽純
そこへ、平泉の警護に付いていた桂木が駆け寄ってきた
『・・・あ、桂木さん、お疲れ様です』
桂木「あぁ、いや・・・・」
嬉しそうに微笑む羽純に、申し訳なさそうに頭をかく
桂木「すまない、総理が出かけるらしくて・・・
俺も、このまま警護で出ることにしたんだ」
『そうなんですか・・・』
少しガッカリしたように肩を落とすが
仕方ないですね・・・と言いながら笑った
平泉「良かったら、羽純も一緒に来るかい?」
桂木の後ろから、平泉が姿を現す
平泉「私用で出るだけだからね
桂木くんには、警護不要だと言ったんだが・・・」
苦笑しながら桂木を見ると、桂木はSPの顔になった
桂木「総理を、お一人にすることなど出来ません!」
平泉「・・・と、この調子なんだよ」
SPとしては当然かもしれないが、思わず苦笑してしまう
平泉「桂木くんが来ると言うなら
羽純も一緒にどうかと思ってね」
『一緒に行ってもいいの?』
平泉「もちろんだよ
桂木くんも、それで構わないね?」
桂木「はい、もちろんです」
少しホッとした様な桂木の表情に
平泉もクスッと笑った