桂木大地

□夏祭り編より
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酔った桂木を、昴と海司が両側から支えるように担ぎ
半ば引きずる様にして、やっと桂木の自宅へ辿り着いた

昴「桂木さん、ウチに着きましたよ」
桂木「ぅ・・・・ん」
未だ酔い潰れたままの桂木に、思わず溜息をついた

そら「やっぱり、やりすぎた・・・かな?」
昴「・・・だな
  それより瑞貴、カギ!」
瑞貴「あ、はい・・・」
桂木のポケットを探り、キーケースからカギを取り出す
カギを開けると、そのまま桂木を寝室へと運んだ

海司「・・・っと」
何とかベッドに寝かせ、昴と海司は溜息をつく
リビングに戻ると、羽純やそら、瑞貴が待っていた

『大丈夫ですか?』
昴「あぁ、あの様子だと朝まで起きないんじゃないか?」
軽く肩を回し、溜息まじりに言う
海司「そうっスね」
同じく、頭をかきながら溜息をついた

そら「大丈夫だって、羽純ちゃん
   班長がお酒に強いの知ってるでしょ?
   きっと、明日にはケロっとした顔してるって」
心配そうな顔をする羽純に、そらが微笑みかける

昴「じゃあ羽純、後は任せた」
『えっ!?』
ふいに昴から声を掛けられて振り向くと
すでに、昴と海司は玄関で靴を履いていた

瑞貴「あ、戸締りはちゃんとしてね?」
そう言いながら、瑞貴も玄関に向かっている
そら「じゃ、またね羽純ちゃん」
軽くウインクすると、そらまで玄関に向かい
あっという間に、全員が出て行ってしまった

『・・・・・』
リビングに残された羽純は、寝室の方を見て溜息をつく
(戸締りもしなきゃいけないし、仕方ない・・・よね)
寝室に向かい、桂木の寝顔を見るとクスッと笑った
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