一柳 昴

□雪の朝
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・・・雪の日の朝は
どうしてこんなに静かなんだろう

けれど、その静けさは独特で
“きっと雪が積もってるんだ”と予感させる


『・・・・ぅ・・ん・・』
静かな気配を感じながら目を覚ます
少しだけ身体を起こすと、カーテンの向こうは少し明るい

(今・・・何時・・・?)
視線を彷徨わせ、時計を探していると
ベッドの中から手が伸びてきて、再び中へ引き戻された

昴「・・・んだよ、まだ寝てろよ」
後ろから抱きしめるようにして、自分に引き寄せる
『昴さん・・・』
昴「お前が居ないと、寒いんだよ」
まるで独り言のように呟いた

『うん・・・』
抱きしめられた温かさで、幸せな気分になる
すぐに瞼が重くなり、再び眠りの中に落ちていった
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