ひとり語り

□【○○】いっそ嫌って
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今回は『誰』ということは決めず、『オレ』の独り語りSSです

『オレ』を誰と考えるかは、読まれる方の脳内変換でお願いします

ただ、少しダークかなぁ・・・
と思うので、いつものような感じではありません

読まれた後の苦情はお受けできません(笑)ので
自己責任でお願いします

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ただ唯一の愛しい女性
けれど、キミはオレのものじゃない

アイツはキミの腰に手を回すようにして抱き寄せ
キミもそれを黙って許す
オレはそれを遠くから黙認するだけ
アイツを排除してやろうかという黒い欲望を秘めながら

アイツの居ない夜、キミはオレを受け入れた
普段とは違う妖艶な表情
爪を立て、仰け反る肢体
キミの付ける紅い筋
それは、キミが腕の中にいるという現実の証

最初は、あんなに涙を流して抗っていたのに

・・・すまない
独り言のように呟きながらキミから身体を離す
「もう、こんなこと・・・しないで」
そう言ったキミの顔は、苦しいほどに美しい
どうしてそんな表情ができる?
無理矢理キミを辱めたというのに・・・

こんな時でも、キミはオレを思い遣るのか
いっそ・・・嫌ってくれた方がマシだ
憎んでくれた方が諦めることが出来ただろうに

------------------------- END --

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