ひとり語り

□【石神秀樹】ある雨の日
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石神さん本編ストーリーから妄想したシーンです

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雨の降っていたその日
ある公園の側を通りかかった
ふと何気なく見た視線の先には
東屋で雨宿りをしている貴女が立っていた

雨に濡れた貴女は
とても弱々しくて
ひどく哀しそうで
そのまま・・・消えてしまいそうだ

アイツ等が側にいたら
優しく上手く慰めるんだろう

けれど、今の貴女は独り
自分で自分を抱きしめるようにして立っている
その姿に胸が締め付けられた

許されるなら
このまま駆け寄って貴女を抱きしめたい
自分の体温で貴女を温めたい
そして・・・
そのまま貴女の唇を奪ってしまいたい

でも、それは叶わぬ幻想
俺が自ら貴女を遠ざけたのだから

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黒澤「・・・何やってるんですかね?石神さん
   雨の中、傘もささずにボーっと立って」
後藤「さぁな」

黒澤「まさか!」
後藤(・・・?)
黒澤「やっぱり石神さんって、サイボーグなんじゃ!?」
後藤「っ!?」

黒澤「雨に濡れて回路がショートしちゃったに違いないですよ!」
後藤(・・・・・)←可哀相なものを見る目

後藤「はぁ・・・行くぞ」
黒澤「え?でも・・・後藤さん!?」
後藤「あの人だって・・・
   雨に濡れたい気分の時くらいあるだろう」

黒澤「えぇ〜、何ですかソレ・・・」
後藤「いいから来い」
黒澤「・・・わかりました」←睨まれたらしい(笑)

---------------------------- END ---

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