ひとり語り

□【一柳 昴】俺のものではないお前
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本編とは全くかけ離れた内容になってます

・・・実はコレ
あるドラマの主題歌に使われていた曲の歌詞からイメージしました
(最近のドラマじゃないんですけど^^;)

きっと歌詞とは全く違う内容になってると思います

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俺に寄ってくる女は、全て一夜限り
誘えば簡単に堕ちてくる
女なんて、ただの欲望の捌け口だと思ってた

そう・・・お前に会うまでは

お前は今まで出会ってきた女とは違う
お前の前でだけ、本当の俺が姿を見せる
「デキるエリート」という鎧を脱ぎ棄てられる

でも、お前は俺のモノじゃない

その日
非番だった俺は、お前と夜の街で偶然に会った
恋人と喧嘩したのだとお前が呟く
「あの人が分からなくなったの」と
寂しい瞳が俺を誘う

「泣くな」
そう言って強く、強く抱きしめる
この、抱きしめる強さで想いが伝わればいいのに

真っ暗な部屋、手探りでお前の身体に触れる
「恋人に抱かれてると思えよ」
でも、それはウソ
本当は『俺を見ろ』そう言いたいけれど・・・

俺の腕の中、恋人の名前を呼ぶお前
そんなに俺を傷つけないでくれよ
でも・・・
お前が立ち直るためなら、それで構わない

数日後
お前が恋人と仲良く歩いていたと、人伝手に聞いた
そうか、仲直りしたのか・・・

けれど・・・
あの夜の事で、お前は自分を責めてるんだろうな
俺を利用したと
恋人がいるのに俺に抱かれたと

あの夜は2人だけの甘い秘密
俺がお前を愛してるだけなんだ
そう、ただそれだけ

「お前は、ただ笑ってればいいんだよ」
そう呟きながら空を見上げると、突然の雨
俺の頬を伝う涙と一緒に流れていけばいい

------------------------------ END ---

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