短篇

□怖いはなしのあとは
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「それで、ゆっくり後ろを振り向くと……


髪の長い女が、じーーーっとこっちを見てたんだってよ」


「こここ、こえぇー!!!」
「やっぱウソップは話うめぇなー!!!」



ウソップの怖い話に、チョッパーが怯え、ルフィはもっともっととせがんでいる
今日はサンジくんの家に集まって、お酒でも飲みながら怖い話をして盛り上がろうってことだったんだけど……

(わたし、好きだけど苦手なんだよね…!)

わたしの想い人であるサンジくんの家に集まるから、参加すると言ったんだけど…
話がひとつ終わる度に、ほっ、と一息つく
そんなことを繰り返していた


「ちょっと休憩しようぜ」

「えー!俺もっと聞きてぇ!!」

「じゃあ、お前はデザートいらねーんだな」

「よし!休憩しよう!!」

サンジくんの言葉に、わたしはほっと胸を撫で下ろした


「じゃあ、ひなちゃん、手伝ってくれるかな?」

『あっ、うん!』

名前を呼ばれ、わたしはサンジくんのあとを着いていき、階段を降りはじめた





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