短篇

□誕生日
1ページ/2ページ



「おめでとう!」
『ありがとう!』
「ほれ、プレゼントじゃ!」
『わぁ、ありがとう!』

いつものように出社すれば、おめでとうとプレゼントの嵐
だって、きょうはわたしの誕生日!
もういい歳だけど、こうして祝ってもらえるのはやっぱりいくつになっても嬉しい

「ンマーおはよう、ひな」
『アイスバーグさん!おはようございます』
アイスバーグさんも例外ではなく
「つまらねぇもんだが、」
とやたらとでかい紙袋を差し出された
『ありがとうございます。みんなに言ったの、アイスバーグさんでしょう?』
こそっと言えば
「バレてたか。正確には、カリファだが」
と苦笑い
こんな人が社長なんて、
ほんとすごいなぁと思う

「ンマー、プレゼントが持ちきれなかったら、帰りはうちのヤガラを使うといい。それまでは社長室にでも置いておけ」
『ありがとうございます!そうさせて貰います』
アイスバーグさんのご厚意に甘え、アイスバーグさんと別れて、わたしは社長室へ向かった




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ