SOUL EATER book3

□刺激的なお誘い
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「多分あんたはわからないでしょうけど」マカの口は皮肉っぽくそう動く。
聞こえてきた言葉の意味もわからずただ青筋を立てれば、マカは馬鹿にするようににやっと口角をあげる。


「女の子ってこういう時手を繋いで欲しいもんなのよ」


こういう時ってどういう時だ。俺が待ち合わせに遅れた時か。
訳もわからず聞き返すと、マカははぁ、と息を吐く。

「全く気が利かないんだから」とかなんとかぶつくさ文句をたれたあと、
マカはひったくるように俺の手を掴む、
…掴むというより握る。


「さっさとデート行くわよ」

「ちょっと待て、デート?ただの買い物だろ?」

「ほんっとに気が利かないんだから」


男女で買い物って言ったらデートでしょ、とマカは続けたが、それならマカはソウルとだって出かけてるじゃねぇか。
そう突っ込むのも面倒で大人しく手を握られていると、さっさと歩きなさいという言葉ともにケツを蹴り上げられる。


「デートの最後はキスで終わるものよ。忘れないようにね」

「なんならどっちかの家にでも行ってキスの続きでもするか?」

「死ね」



刺激的なお誘い


 

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