SOUL EATER book3
□機嫌を取ってよ
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鬱憤が溜まりに溜まって寝れやしない。
1人ベッドの中でムカムカイライラと何に対してかわからない苛立ちが募る。
はぁっ。と1つでっかいため息をついたって隣りの部屋で眠るソウルは
「どうかしたかー」なんて聞きに来てはくれない。
ソウルにも苛立ちが募る。それが理不尽だとはわかってはいたけれど。
眉間に皺を寄せたままベッドからおりる。
そうっと足音をたてないように移動して、部屋のドアを静かに開く。
忍び足で電話まで来たところでまた1つため息をもらす。
外は雨。来てくださいと言ったって来てはくれないだろう、が。
暇つぶしの相手にはなってくれるだろう。
だってあいつ心だけは広いし。
機嫌を取ってよ