SOUL EATER book3

□林檎のように真っ赤
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私が悪いことをしたかのような罪悪感に苛まれる。
目の前のソウルは酷く傷ついた様子で、ギザギザの歯を強く噛み締めていた。
バン、と大きな音をたてソウルの手のひらが私の後ろの壁を叩く。
逃げようとすると素早くソウルの手が私の肩を掴む。
「なんでだよ」と掠れた声に私は何も返事をせず、ソウルの胸を押しやった。


「なんで俺じゃないんだ」


低くつぶやかれたそれはまるで独り言のよう。
私は無言で、ソウルの涙がにじむ真っ赤の目を見つめていた。
私を責めるような赤に、私は目をそらすことができなかったんだ。



林檎のように真っ赤


  

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