破面騎士
□任務
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『――――任務、ですか?その上現世の…』
「うむ。お主と共に行くのは十番隊隊長、日番谷冬獅郎、副隊長松本乱菊、六番隊副隊長阿散井恋次、十一番隊第三席斑目一角、十一番隊第五席綾瀬川弓親。この5名じゃ」
『ですが…、此処に居させて頂く事になり、早速現世などに私が行っても宜しいのですか』
「事が事でのぉ。今、現世では大虚が大量発生しておる」
『最下級大虚ですか?』
「それが主じゃ」
そう言った総隊長から目を逸らしたクラウドは少し考え込み、再び総隊長に視線を向けた。
『明確な理由は…』
「理由は分かっておらぬ。ただ、現世でお主等と同じ破面を見たという情報が入っておる」
『!』
微かに目を見開いたクラウドは眉を寄せ、口を開く。
『…成程、その為に同じ破面である私が…ですが、私は隊長と言う役職を受け持っている以上…』
「お主をこの任務に就けたのは隊長である為じゃ。まだ尸魂界に破面達を置いて時はあまり経っておらぬ。そんな破面達の中で誰を信じると言えば、満場一致でお主だけじゃ」
『…分かりました。では現世での任務、受けさせて頂きます』
「頼んだぞ。お主以外の者は全員一度現世で任務を受けた事がある。現世では主に日番谷隊長の指示に従う様に」
『はい』