本という名の欲望
□魔法使いのおまじない
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貴方は魔法の存在を信じていますか?
そんなもの空想の中の産物に過ぎないと思ってる方が多いとは思います。
でも、魔法は存在します。
ただ、世に余り知られてないだけです。
魔法使いは本当に居ます。
何故魔法があるのに人間に知られてないのかというと、魔法使いは人間に自分達の力を利用されることを考えてあえて使わないからです。
魔法は世界を変えてしまうこともありますから。
あとの半分は魔法を使うのを見られるとかえって厄介なことになり、住むところを転々しなければいけなくなりめんどくさいからのこと。
そんな魔法使いの掟や風潮もお構い無しな魔法使いがこの世に居ます。
しかも、歳は若い少年。
彼は人を助けるためにあることを思い付いたのです。
それは魔法のお店をやること。
魔法の道具を売ったり等でみんなが幸せになれるようにと思うことから、魔法のお店を開きたいと考えて彼は見事その夢を叶えました。
しかし、思うようにうまくいかずお客さんが来ません。お店の場所が人の目に見えないような所もそうですが、みんな少し怖がって寄り付かないのです。
お店に来るのは大体心に悩みを持つもの、ストレスや人間関係とかに困ってる人たちがこのお店にやってきます。
彼の作った魔法の道具、人懐っこい笑顔や奇跡の魔法がお客さんに元気や希望を与えて悩みもストレスもふっとんでしまいます。
今回はその魔法使いの少年と心に傷を負った一人の少年のお話……。