歪んだ手帳
□密告
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「お気をつけ。猫は甘い言葉でまどわすよ…」
「…そんなことない!チェシャ猫は、いつも私を助けてくれた!」
「かわいそうに…猫を信じているのか…。」
「…じゃあ、チェシャ猫が何かしたっていう証拠でもある訳??」
「証拠?あるとも。例えば、猫の家にはお前さんの等身大ポスターが貼っておる。」
「え…?」
「他には、アリスを導く者はジャンケンで決めたんじゃが…猫は負けた。しかし、アリスの近くに居たいが為勝った奴を八つ裂きにした。」
「…ジャンケン…?八つ裂き…」
「まだまだあるぞ。お前さんがジャムパンを食べて小さくなった時、猫はずっとお前さんを眺めていたよ。」
「………。」
「それに、冷静を装って本当はずっと萌えてるし」
「………」
「あっ!あと寝る時はお気をつけ。朝起きたら腰が痛いなんてことになりかね……」
ぶち。ぐちゃ。
チェシャ猫のローブの下が真っ赤に染まる。
「…アリス、芋虫はアリスを惑わす害虫だよ。」
1.芋虫を信じる。×
2.チェシャ猫を信じる。〇
「そうよ!チェシャ猫はそんなことしないよね♪私は、チェシャ猫を信じる!」
にやり。
「するよ♪」
「…………はっ?」
END
チェシャ猫の思い通り
〇●あとがき〇●
芋虫くん…なんでも知ってるのね♪
こんなアホネタしか思い浮かばないポンコツなかろめ……(泣)