ronher
□箒
1ページ/2ページ
「はぁ…暇だわ…。」
なんでこんなに暇かというと、ロンがクディッチのキーパーに選ばれたからだ。ジニーもハリーもクディッチでいないし。
もちろん、ロンがキーパーになったのは、凄く嬉しい。
でも…最近2人きりでいられる機会減ったなぁって思ったりする。
前は、ハリーがクディッチでいないときは2人でいられたし…
「はぁ…。」
1人でため息をついていたら、ハリー、ジニー、ロンが帰ってきた。
「ハーマイオニーなんでため息ついてるの?」ロンが言った。
「あ、宿題のこと考えてて。」
まさか2人きりになれる機会が減ったなんて考えてたなんていえない。
「ハーマイオニーは頑張りすぎ。」
ぽんぽんっと頭をなでてから男子寮の方へ行ってしまった。
何あれ。ずるい。いつも私ばっかりドキドキさせられて。
悩んでても仕方ないと思い、ハリーとジニーに相談してみた。
「うーん。そうだなぁ。クディッチ……あ!箒!箒は?」ハリーが良い考えとばかりに言った。
「ハリー、忘れたの?私箒は得意じゃないの。」呆れたように言った。
「ロンと一緒に二人乗りすればいいじゃない。ロンも、ハリーほどじゃないと思うけど乗るのは上手よ。」ジニーがハリーにすがりながら言った。
「わかった。聞いてみるわ。おやすみ。」
相変わらずラブラブな二人を置いて女子寮に入った。