ronher

□箒
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「はぁ…暇だわ…。」

なんでこんなに暇かというと、ロンがクディッチのキーパーに選ばれたからだ。ジニーもハリーもクディッチでいないし。

もちろん、ロンがキーパーになったのは、凄く嬉しい。

でも…最近2人きりでいられる機会減ったなぁって思ったりする。

前は、ハリーがクディッチでいないときは2人でいられたし…

「はぁ…。」

1人でため息をついていたら、ハリー、ジニー、ロンが帰ってきた。

「ハーマイオニーなんでため息ついてるの?」ロンが言った。

「あ、宿題のこと考えてて。」
まさか2人きりになれる機会が減ったなんて考えてたなんていえない。

「ハーマイオニーは頑張りすぎ。」

ぽんぽんっと頭をなでてから男子寮の方へ行ってしまった。

何あれ。ずるい。いつも私ばっかりドキドキさせられて。



悩んでても仕方ないと思い、ハリーとジニーに相談してみた。

「うーん。そうだなぁ。クディッチ……あ!箒!箒は?」ハリーが良い考えとばかりに言った。

「ハリー、忘れたの?私箒は得意じゃないの。」呆れたように言った。

「ロンと一緒に二人乗りすればいいじゃない。ロンも、ハリーほどじゃないと思うけど乗るのは上手よ。」ジニーがハリーにすがりながら言った。

「わかった。聞いてみるわ。おやすみ。」

相変わらずラブラブな二人を置いて女子寮に入った。
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