紫時計の異世界回帰録

□秋時
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薄青い空を見上げる。
風が枯れ草を揺らす。

ひと雨毎に冷たくなり始めた空気は、木の葉の香りを連れてきて。

嗚呼…また今年もこの季節がやって来たのだなぁ、と片隅に思う。

何度も過ごしてきた時間。
繰り返される世界の巡り。



【違和感】を覚えるのは……僕だけ?
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