綺羅星の如く

□甘色のふたり
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甘い誘惑は、あなたの心を解きほぐす。

唇から舌、舌から食道、食道から五臓六腑へ。

巡り巡る、魅惑のワルツ。

やがて甘露が、あなたの血の液まで惑溺したなら。

後はあなたを突いて、滴る本音(いろ)を見るばかり。

苦ぁいお茶で、濁される前に。
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