**etc**
□のほほん日和
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「…でよぉ…そん時ライドウが…ってどーしたシカマルむくれてんのか?」
『……ゲンマさんライドウ先輩達の話しばっか…』
「おっ?なんだなんだ〜?ヤキモチかぁ〜?可ん愛いなコンチクショー////」
ニヤニヤと嬉しそうに笑いながら、むくれっ面のシカマルの頭を抱えガシガシと撫で回すゲンマ。
木の葉の里の昼下がり。
ただ今ゲンマとシカマルはお忍びデート中……甘栗甘でお茶をしているので何がお忍びなんだ!?と思われるかも知れないが、なんとこの二人何故か里中の誰にも付き合っている事はバレていなかったり。
『…ちょっ……そんなんじゃねーって…チッ…離せバカ!!』
撫で回されグチャグチャになった髪を直す為に解くシカマルにゲンマがピュ〜イと口笛を吹く。
「色っぺーなぁオイ…なんだ?誘ってんのか?」
なんて茶化しながら唇を尖らせて迫るゲンマをシカマルは冷めた目で見つめる。
もしシカマルが女性であったならば確かに口説いている様に見えるかも知れない…
しかし余りにも堂々と男であるシカマルを口説いている姿に誰も本気だとは思わないのだろうと推測される。