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「じゃあさじゃあさっ!!当たったらチューしてくれってばよ」
『は?なにキモイ事言ってんだよ』
シカマルに一刀両断されるも堪えてナルトは当たって砕ける覚悟でシカマルに挑む。
「良いじゃん減るもんじゃねぇし…当たんねーっつったのシカだろ?」
『何むきになってんだよバカ。…はぁ…じゃハズレだったら駄菓子一個奢りならいいぜ』
当たりの確率なんてたかが知れている。
しかし二人のやり取りに聞き耳を立てていた駄菓子屋にいた子供達が一斉にアイスに群がり駄菓子屋のオバチャンにお金を渡して封を乱暴に開けている。
「オレらもその賭け乗ってもいいよな?」
アカデミーの同級生やら先輩やら後輩やら……取り敢えずその場にいた子供が当たり付きアイスに食らいついていると言う異様な光景にナルトもシカマルも思わず唖然としてしまう。
「…ちょっ…シカはオレと約束したんだってばよ」
ナルトはハッと我に返り出遅れてなるものかとアイスを口いっぱいに入れ頭がキ〜ンとなり頭を抱える。
「…う〜…頭痛てぇ…しハズレだし!!」
ナルトはシカマルに駄菓子を一つ渡すともう一本アイスを食べ始める。
「オレもダメだ」
「クソッ当たり入ってんのか?」
そこらで当たり付きアイスを食べていた子供達は次々に肩を落としシカマルに駄菓子を渡すとまたアイスを買おうとポケットを探っている。
『…ちょっ……待てよそんなに買ったら絶対誰かしら当たりが出ちまうだろーが!!』
ナルト一人ならまぁ当たらないだろうと言う読みが外れたシカマルは何でこんな事になったのか考えながら、慌てて自分もアイスを食べて当たりを出そう作戦に切り替えるべく立ち上がる。
「…オレらも混ぜろよナルト」
「抜け駆けとか有り得ないよね」
「仲間外れは御免だ」
「俺は丁度アイスが食いたかっただけだからな…まぁ当たりが出れば仕方なくキスされてやるけどな」
そこへやって来たのは順にここで落ち合う約束になっていたキバとチョウジ、それから騒ぎを聞きつけたシノとサスケ…。