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□それぞれの第2武器
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〜それぞれの第2武器・リュウガ〜



リュウガ
「よーし!お前ら!俺の第二武器を言ってみろ!!遠慮はいらねぇ!バンバンと言ってくれ!!」

ハヤテ
「あ、頭に響く…」

シン
「いつも以上に、今日はハイテンションだな」

ソウシ
「さっきトワに言われた言葉が、よっぽど嬉しかったんだろうね」

トワ
「…頬をすられても必死で耐えたのに、結局僕の第二武器、決まりませんでした……」

ナギ
「そう落ち込むな、トワ。第二武器なんて、あってもなくても同じだ」

リュウガ
「ガッハッハ!いやー、それにしても今日はいい天気だな!こんな日は日光浴をしながら酒を飲んで、酒を飲んで、酒を飲みまくりたいな!!」

ハヤテ
「酒しか言ってねーじゃん!」

リュウガ
「よし、今から酒を飲むか!今日は気分がいいから、明後日までぶっ通して飲むぞ!!」

シン
「明日を通り越して、ついに明後日までときたか…」

ナギ
「どれだけ料理作りゃいいんだよ…」

トワ
「その前に、そんなに飲んだら今船の中にあるお酒もなくなっちゃいますし、何より船長の身体に毒です」

ソウシ
「うーん、別に船長の身体はどうでもいいとして、そろそろ本題に入ろっか」

シン
「…さり気なくひどいですね、ドクター」

リュウガ
「お?なんだなんだ?俺の第二武器についての話し合いか?俺は色々あって、お前ら選ぶの大変だろ?ガッハッハ!!」

ナギ
「…色々あるなら、自分でだせばいいだろ」

リュウガ
「それは無理だぞ、ナギ!なぜなら、何も思い浮かばないからだ!!」

ハヤテ
「色々あるとか思い浮かばないとか、結局どっちなんだよ」

ソウシ
「とりあえず、話し合いを始めようか。…あ、トワ、船長に何かあったときのフォローはお願いね」

トワ
「え!?そんな…!!」

シン
「ノートの準備ならできてますよ、ドクター」

ナギ
「さっさと決めて終わらせるか…」

ハヤテ
「なーんか、腹減ってきたな…」

リュウガ
「いいぞお前ら!思う存分どんどん話し合え!!」

シン
「……船長の第二武器、この大きい声でいいだろ」

ナギ
「確かにこれなら、敵を倒せるかもな」

トワ
「本当によく響きますよね、船長の声って」

ソウシ
「頭によく響くからね。頭痛を引き起こしても珍しくないかも。…あ、シン、船長の第二武器は大きな声って、ノートにまとめて書いといて」

シン
「もう話し合いはいいんですか?ドクター」

ソウシ
「船長のだから、これだけでいいよ」

トワ
「あ、じゃあ洗濯物取り込みに行こうかな」

ナギ
「メシの支度するか」

ハヤテ
「ナギ兄―、腹減ったー!なんか食いもんー!!」

ナギ
「今から作る。もう少し待て」

リュウガ
「おい!いくらなんでも話し合いが短すぎだ!俺はさっき、お前たちに思う存分話し合えと言ったはずだぞ!?」

シン
「その思う存分話し合った結果がこれです」

リュウガ
「嘘つけ!1分も話し合ってないだろ!?いくら何でも軽すぎだ!」

ソウシ
「事実なんですから、仕方ないですよ船長」

トワ
「あんまり長く話し合いしてると、お洗濯物がカラカラになっちゃいます」

ソウシ
「夏場は洗濯物が乾きやすいからね」

ナギ
「メシの準備もあります。これ以上話し合うと、夕飯が遅くなりますが?」

ハヤテ
「船長の第二武器なんてどうでもいいから、とにかくメシー!!」

シン
「船長。すでにここで、食に飢えているのがいます。船長のくだらない意見のために、ハヤテがぶっ倒れでもしたらどうするんですか?」

リュウガ
「…………どうせ、俺は……」

ナギ
「おい、船長がまた落ち込んでるぞ」

シン
「何度も思うが、メンタル弱すぎないか?この船長」

ハヤテ
「なんでもいいからメシー!腹減ったー!!」

ソウシ
「じゃあトワ、この落ち込んだ船長の後始末は任せたよ」

シン
「ドクター、その言い方だと、まるで船長がゴミみたいです」

ナギ
「せめて人として扱った方が…」

ソウシ
「あはは、面白いからこれでいいんだよ」

シン・ナギ
「「……」」

トワ
「船長―!元気出してくださいよー!このままじゃ僕、洗濯物を取り込めません!」

リュウガ
「…どうせ……どうせ、俺は………」

トワ
「洗濯物がカラカラになっちゃいますよ!!早く元気出してくださいー!!」





記載期間
06.01〜06.30
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