ドラマ『魔王』成瀬領

□成瀬 領
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ある日、沙織は友人の美穂が家に遊びに来ていた時の事。

美穂:「ねえ どうだったの?」

沙織:「何が?」

美穂:「何がって決まってるじゃない!あの例の弁護士さん!この間一緒にカフェに居たの見ちゃったけど超イケメンじゃない!」

沙織:「何で偶然見たの?」

美穂:「・・・ごめん・・偶然は嘘。心配で見に行っちゃった・・」

沙織:「やっぱり・・」

美穂:「それよりもどうだったの?」

沙織:「うん。成瀬先生、信じて訴訟を起こそうと思って・・。でもそれにはいろいろと準備がいるから・・」

美穂:「そっか・・。大変だと思うけど無理しないでよ?」

沙織:「うん。大丈夫。今は1人じゃないし美穂も弁護士さんも居るしね・・」

美穂:「ねえ、その弁護士さんとの恋の発展はないの?」

沙織:「何、言ってるの!?あるわけないじゃない!」

美穂:「えー!そうなの?遠目で見てて二人いい感じの雰囲気出してる様に見えたけどな〜。」

沙織:「そりゃあ、まじかで見てても先生はかっこいいし優しいし凄く親身に相談乗ってくれるけど向こうにしてみればお仕事だから。先生が私を好きな訳ないじゃない。」

美穂:「うーん・・そっか・・。」

美穂は一口紅茶を啜ると

美穂:「ねえ、明日大学の行事で絵を描くんだけど沙織一緒に手伝ってくれない?」

沙織:「え、でも部外者の私が行って大丈夫なの?」

美穂:「大丈夫!私も一緒に行くしちゃんと許可証があれば入れるから。午前中だけ!お願い!」

沙織:「うん。いいよ。」
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